男性不妊って具体的にどういうこと?

妊娠できない原因は、女性のほうにあるとばかり思われがちですが、実は不妊の原因の半数は男性。女性の体に問題がなくても、男性側に何らかの原因があって妊娠できないというケースは、決して珍しくありません。それどころか、私たちが思っている以上に多いのです。でも、男性が女性の体のことを知らないのと同じで、女性にとっても、男性の体のことはよく知らなかったりしますよね。男性不妊とは具体的にどういうことなのか?男性不妊のことを紹介します。

男性不妊の種類はいくつかあり、それぞれに適した治療法があります。

  • 乏精子症

1.主な原因  精索静脈瘤・造精機能障害・原因不明

2.精子の数が足りない状態です。原因は不明ですが、ひとつの原因として精巣の静脈に血液が逆流している精索静脈瘤が起きている場合には、低位結さつ術という手術を受けるとよいでしょう。太ももの付け根部分を2cmほど切り、精索の中にある静脈を結ぶ手術です。

 

  • 精子無力症

1.主な原因  先天的な異常・前立腺の炎症・精巣の炎症

2.活発に運動する元気な精子が少ない状態です。先天的もしくは後天的な原因によって元気な精子をつくりだす機能が低下しています。乏精子症と同じく精索静脈瘤ができている場合には、低位結さつ術が有効です。精子の質を改善することが重要なので、漢方薬などの内服をすすめられることがあるでしょう。現在のところ、効果的な薬は開発されていないので、人工授精や体外受精なども検討するとよいでしょう。

 

  • 無精子症

1.主な原因  造精機能障害・鼠径ヘルニア手術・精巣上体炎・先天性精管欠損

2.精液に精子が見当たらない状態です。精子がつくられても通路がふさがっている場合には、精路再建術という外科的治療が必要となります。一方、精子そのものがつくられていない場合には治療は難しいでしょう。場合によっては、薬物治療や外科的治療が有効な場合もあります。

 

  • 勃起障害(ED)

性行為をする際に十分に勃起しない、あるいは勃起が続かない症状があります。リラックスした状態で性交渉をするとよいでしょう。治療薬にはバイアグラなど3種類あります。